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バスと船に乗りつづけていた

2012年01月15日

バスと船に乗りつづけていたせいか、ずいぶん時間が経った気がする。荷物を置いたのは、港の汽笛が聞こえる路地に面した一泊二万ウォン、二千円ほどの温泉マークのある宿だった。仁川には英語が通じるそれなりのホテルもあるのだろうが、韓国では昔から路地裏の安宿をひいきにしてきた。名ばかりのフロントには、そこに寝泊まりするおばさんかおじさんがいる宿である。部屋は決して広くはなく、そこに布団を敷くと、どこか学生下宿をほうふっとさせる空間が出現し、僕は妙に落ち着いてしまうのだった。

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こういう男を根っからの貧乏旅行タイプというのかもしれないが、僕の韓国の宿はやはりこの種の安宿なのだった。